子供たち(双子)が中学受験に伴い、4年生から6年生まで大手受験塾に通いました。
プリントの整理、宿題の丸付け、時々解らない問題を教えたりもしました。
実はその経験が今、特許翻訳の勉強をする上で役に立っているなと感じる部分があります。
文房具、事務用品
子供たちは塾ではそれぞれ違うクラス(成績順)に属していたので、当然使用するテキストも宿題も別々でした。
分厚いテキストはインデックスを付け、一目で見て、誰の、どの科目のノートか分かるようにシールやマスキングテープで分類しました。
また後でノートを見返したときに、そのノートだけで問題と答えが完結するように、ノートに「要点のまとめ」と指定された宿題の問題を貼り付けていました。
そのために購入したものはビジネス用大型コピー機、ラベルプリンター、詰め替え用テープ糊、インデックスシール、マスキングテープなどです。
これらの事務用品がそのまま残っており、今の勉強に有効利用されています。
調べること
受験期で一番困ったことは、子供たちが解らない問題を、親も解らないということでした。
中学受験を経験されたことがない方だと、「所詮小学生が解く問題だから、たかが知れている。」と思われるかもしれません。
ところが、算数では「場合の数」で階乗も習いますし、n進数、立体図形の切断など大人でも解けない問題ばかりです。さらにX(エックス)を使えば簡単に解ける問題なのに、小学生だからXに置き換えて使えないので、説明するにもひと苦労です。
特に私が苦手で分からなかったのは電気回路の単元でした。「この回路で一番明るく灯る豆電球は何番ですか?」といった問題です。すっかり忘れてしまっていました。
そこで、You tubeで調べると、類似問題の解説動画がたくさんあげられていますし、それを大人が視聴して子供に説明することもできます。特に受験直前期の過去問の解説動画がとてもありがたかったです。
ですので、わからないことがあれば、なんでもYou tube内に沢山いる先生に聞けばよいということが、勉強をする上で役立っています。
テレビを視る、ゲームをするという習慣がなくなった
元々、テレビも好きでしたし、テレビゲームもしました。
(我が家にはプレステ5、Nintendo Switch×2あります。)
しかし子供たちが6年生になると二人ともテレビも視なくなりましたし、ゲームの電源が入ることもなくなりました。
二人ともリビングで勉強派でしたので、当然、親もそれに倣います。
この習慣が受験を終えた今でも私は続いています。
受験後、子供たちはテレビもゲームも解禁なのですが、テレビの真横に机を置いて勉強している私に、少しだけ気を遣ってくれているようで、ヘッドフォンをして遊んでくれています。
メルカリを利用する
受験が終わって、小さい頃から購入した書籍を色々売りました。具体的には
ちびまる子ちゃん満点ゲットシリーズ
中学入試漫画攻略BONシリーズ
キッズワンダーペディア
過去問題集
ツッコミ!理科
中学入試自分で作れるできる子ノート
ここに挙げたものはほんの一部ですが、メルカリで売却したお金で特許翻訳に必要な書籍をまたメルカリで安く購入することができました。
昔習ったことを思い出す機会
小学生が習う、受験理科と高校化学とは、レベルの差があって、結びつかないと思うかもしれません。
「岡野の化学」を勉強していて、「あっ、子供たちのテキストで習った!」と思うことが幾つもあります。
たとえば、4年生の受験用問題集理科にこのような問題があります。
答え (電熱線の熱が)氷を溶かすために使われたから。
これは水の三態変化の記述問題では基本的な問題です。
「岡野の化学」#150で勉強しました。
電気回路ではコンデンサーも出てきます。溶質、溶媒、溶液の濃度計算なども。
3年間の受験勉強の伴走を通して、昔習ったことをもう一度思いだす機会をもらいました。
当時は、まさか自分がまたこんなにも勉強することになろうとは思いもしませんでしたが、
この経験のお陰で理系の勉強をもう一度始めることにほんの少しハードルが下がったように思います。
人生において無駄なことなんてないのだなあと、
回りまわって自分のところに帰ってくるのだと思いました。